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辞書
あお‐ばえ【青蠅/蒼蠅】
クロバエ科のうち、緑色や青色のハエの俗称。キンバエなど。《季 夏》「—やみそぎに捨る瓜の皮/宗因」
そう‐よう【蒼蠅】
1 あおばえ。「毛扇をもて暑気を殺ぎ、—を払わしめ」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 2 君側にいて、へつらう者のたとえ。
蒼蠅(そうよう)驥尾(きび)に付(ふ)して千里(せんり)を致(いた)す
《「史記」伯夷伝・索隠から》蒼蠅(あおばえ)は遠くまで飛べないが、名馬の尾にとまれば千里も行くことができる。小人物でも賢者や俊傑の庇護によって功名が立てられることのたとえ。驥尾に付す。
そうようきび【蒼蠅驥尾】
つまらぬ者であっても、すぐれた人についていけば功名を得ることができるということのたとえ。▽「蒼蠅驥尾に付して千里を致いたす」の略。「蒼蠅」はあおばえ、「驥尾」は一日に千里を走るという名馬のしっぽ。はえは遠くには飛べないが、駿馬しゅんめの尾についていれば遠くまで行くことができるという意。単に「驥尾に付す」ともいう。