ばんこ-ちょうせい【万古長青】
永久に変わらないこと。青々としていつまでも変わらない意から。▽「万古」はいつまでも。永久に。「長青」は松の葉がいつも青々として、とこしえに変わらないこと。
ばんせい-ふかん【万世不刊】
長く伝わって、いつまでも滅びないこと。永遠に残ること。▽「万世」は永遠・永久の意。「刊」は削る意。「不刊」は滅びないこと。磨滅しないこと。昔は竹や木に漆で文字を書き、誤りや不要な部分は削り消したことからいう。
ひか-らくよう【飛花落葉】
絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。
ひゃくさい-むきゅう【百載無窮】
永久きわまりなく無限なこと。天地は永遠に不変きわまりないこと。▽「百載」は「百歳」に同じ。百年、転じて、永遠に、永久に、長くの意。「無窮」はきわまりないさま。果てしがないこと。永遠。
ひゃくせい-ふま【百世不磨】
永久に消えずに残ること。不朽。いつまでも消滅しないこと。▽「百世」は百代、長い年月の意。「不磨」はすり減らないこと。
ひゃっこ-ふま【百古不磨】
ずっと後の世まで滅びずに残ること。▽「百古」は後々の世、非常に長い年月のこと。「不磨」はすり減らない、永久になくならない意。
ふうん-ちょうろ【浮雲朝露】
頼りなくはかないもののたとえ。また、時の切迫していることの形容。▽「浮雲」は空に浮かぶ雲。頼りなく定まらないたとえ。また、確かでないことのたとえ。「朝露」は朝おりる露。すぐに消えるはかないもののたとえ。
ぶっかん-せいい【物換星移】
世の中が移り変わること。物事は変わり、歳月が過ぎゆく意から。▽「物換」は物事が変わること。「星移」は歳月が過ぎること。「星」は歳月の意。「物もの換かわり星ほし移うつる」と訓読する。
ほうまつ-むげん【泡沫夢幻】
人生のはかないたとえ。水のあわと夢まぼろしの意から。▽「泡沫」はあわ・あぶくの意。「夢幻泡沫むげんほうまつ」ともいう。