いっきゅうのかく【一丘之貉】
同じ丘に棲すんでいるむじな。似たような者どうし、同類の悪党のたとえ。
からすのしゆう【烏之雌雄】
物事の是非や善悪などがまぎらわしくて、判断しにくいことのたとえ。
ぎょもくえんせき【魚目燕石】
外観は似ているが、内実は似ても似つかない価値のないもののたとえ。本物と紛らわしい偽物のたとえ。また、本物と偽物が紛らわしいたとえ。▽「魚目」は魚の目玉。「燕石」は燕山(河北省)の石。ともに珠玉に似てはいるが、偽物であり無価値であることからいう。
さんしとか【三豕渡河】
文字を間違えて読んだり書いたりすること。また、似た文字を間違えること。
だいどうしょうい【大同小異】
だいたいは同じだが、細かい点に違いのあること。似たりよったり。大差のないこと。▽「大同」はだいたい同じであること。「小異」はごくわずかな違いの意。
どうきそうきゅう【同気相求】
似た気性の持ち主は、相求め合って自然に寄り集まるということ。
どうこういきょく【同工異曲】
音楽や詩文などで、その技量が同じでも味わいや趣がまちまちであること。転じて、見た目は異なるが、内容は似たり寄ったりであること。▽「工」は巧みさ・技量。「異曲同工いきょくどうこう」ともいう。
ろぎょがいし【魯魚亥豕】
書き誤りやすい文字のこと。「魯」と「魚」、「亥」と「豕」などの字は、字形が似ているので書き間違いやすいことから。