あいごせいもく【相碁井目】
人にはおのずと力の差があるもので、何事につけ、実力の違いがあるものだということを碁の勝負にたとえていうことば。
うんでいのさ【雲泥之差】
天の雲と地の泥の差の意から、きわめてかけ離れていること、へだたりのはなはだしいことのたとえ。
うんでいばんり【雲泥万里】
非常に大きな差異のたとえ。天と地ほどかけ離れていること。天にある雲と地にある泥では、万里もかけ離れている意から。
かくせいのかん【隔世之感】
世の中がすっかり変わってしまったと感じる気持ちのこと。
こんじゃくのかん【今昔之感】
今と昔を思い比べて、その変化の大きさをしみじみと感じること。
せいりょくはくちゅう【勢力伯仲】
互いの力が釣り合っていて、優劣がつけにくいこと。▽「伯」は長兄、「仲」は次兄のことで、「伯仲」はお互い格別の違いがなく、よく似ていて力などが釣り合っている意。
せんさばんべつ【千差万別】
さまざまに異なって同じでないこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「差別」は区別・違いの意味。「差」は「しゃ」、「万」は「まん」とも読む。
たいざんこうもう【泰山鴻毛】
非常に重いものと非常に軽いものの意から、隔たりのきわめてはなはだしいことのたとえ。また、人の命にも軽重のあることのたとえ。
てんけんちかく【天懸地隔】
天と地のように、隔たりのはなはだしいことのたとえ。▽「懸」「隔」は、ともに隔たる意。
ほかくはくちゅう【保革伯仲】
政党などで、保守と革新のそれぞれの議員の数がほぼ同じであること。また、与党と野党の勢力がほぼ同じ場合にも用いられることがある。▽「保」は保守。「革」は革新。「伯」は長兄、「仲」は次兄の意で、「伯仲」は優劣のつけにくいこと、力が近接していること。