いっしんいったい【一進一退】
あるいは進み、あるいは退くこと。状態や情勢がよくなったり悪くなったりすること。▽「一…一…」は「あるいは…あるいは…」「…したり、…したり」の意。
えんかつしゃだつ【円滑洒脱】
物事の進行をかどだてず、すらすらとそつなくこなしていくさま。
えんさくほうぜい【円鑿方枘】
丸い穴に四角いほぞを入れようとする意から、物事がうまくかみ合わないことのたとえ。
えんてんかつだつ【円転滑脱】
言葉や行動が自在で角立たず、物事をすらすら処理していくさま。物事をそつなくこなすさま。▽「円転」は丸く回る意。角立てずに滞りなく進むこと。「滑脱」はすべりぬける意。転じて、なめらかで自在に変化するさま。
しんたいいこく【進退維谷】
進むことも退くこともできず、身動きが取れないこと。
しんたいりょうなん【進退両難】
どうにもこうにもならないさま。にっちもさっちもいかないさま。進むことも退くことも困難な様子。▽「進退しんたい両ふたつながら難かたし」と訓読する。
すんしんしゃくたい【寸進尺退】
少し進んで、大きく後退してしまうこと。また、得るものが少なく、失うことばかりであること。一寸(約三センチ)進んで、一尺(一寸の一〇倍)退くという意味。
ぶいふげん【無為不言】
何もせず、何も言わずにうまくことが運ぶこと。