いちまいかんばん【一枚看板】
一座の代表的な役者のこと。また、多くの人の中で中心となる人物のこと。また昔、武家で中間ちゅうげんや小者に支給された着物を「かんばん」と呼んだことから、一着しかない衣服、人に見せられるような着替えのないこと。▽「一枚看板」は、歌舞伎かぶきで、出し物の演目(外題げだい)や主な役者の名や絵姿を、一枚の看板に書いて、劇場の前に掲げたことから出た語で、一枚の看板に名前ののるほどの役者の意から転じた。
けいしゅうさっか【閨秀作家】
女性の作家のこと。
げっかひょうじん【月下氷人】
縁結びの神。転じて、男女の縁の仲立ちをする人。仲人なこうど。媒酌人。▽略して「氷人」ともいう。
ししょうりんよ【梓匠輪輿】
家具職人と大工、それに車輪や車台を作る職人を、合わせて呼んだことば。
そうこのし【操觚之士】
文章を書くことを生業なりわいとしている人。文字を書く木札を使う人の意味。
にんきかぎょう【人気稼業】
芸能人などのように、人気の有る無しによって、稼ぎの多寡が左右される職業。
ひっこうけんでん【筆耕硯田】
文筆で暮らしを立てること。文章を書くことで生活すること。▽文筆家の硯すずりを農夫の田に見立てて、筆で硯の田を耕す意。
ぶんぶひゃっかん【文武百官】
すべての文官と武官、もろもろの役人たち。
ようしょじし【傭書自資】
ものを書くことで生活すること。文筆によって生計を立てること。
りえんのていし【梨園弟子】
歌舞伎役者のこと。広く、俳優や役者をさすこともある。
りょうじょうのくんし【梁上君子】
盗賊や泥棒のこと。また、鼠ねずみの別称。