きょうかくさつぎゅう【矯角殺牛】
少しばかりの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。
すいもうきゅうし【吹毛求疵】
無理に人の欠点をあばこうとすること。また、人のあらを探そうとして、かえって自分の欠点をさらけだすこと。毛を吹き分けて、隠れた傷を探し出す意から。▽一般に「毛けを吹ふいて疵きずを求もとむ」と訓読を用いる。
そうじょうのじん【宋襄之仁】
無益な哀れみをかけることのたとえ。また、おろかな情けのたとえ。不必要に情けをかけて、その結果、自分が痛い目に遭うこと。宋襄の思いやりの意から。▽「宋襄」は中国春秋時代の宋国の王襄公。「仁」は情け。
ほうしんきゅうか【抱薪救火】
害を除こうとして、かえってその害を大きくすることのたとえ。火を消すのに薪を抱えて行く意から。▽「薪たきぎを抱いだきて火ひを救すくう」と訓読する。