かんきれいそく【管窺蠡測】
見識がきわめて狭いことのたとえ。
かんせいのあ【坎井之蛙】
広い世間のことを知らず、自分だけの狭い見識にとらわれることのたとえ。
きせいがいねん【既成概念】
ある物事について、すでにできあがっている大まかな意味内容。
くぶんすうけん【区聞陬見】
学問や見識がきわめて狭く、かたよっていること。
しょっけんはいじつ【蜀犬吠日】
無知な人は、当たり前の事柄にも、怪しんで恐れること。また、見識もなく劣った者が、他人の言動をむやみに批判すること。
せんにゅうのけん【先入之見】
ある事柄に対し、実際に調査や研究をする前から、あらかじめ抱いている見方、考え。先入観。
ぜんぴょういっぱん【全豹一斑】
もののごく一部を見て、全体を推測したり批評したりすることのたとえ。見識がきわめて狭いことのたとえ。▽「一斑」は豹ひょうの斑点の一つ。「全豹」は豹全体。転じて、物事の全容のこと。狭い管から豹をのぞき、見えた一つの斑点から豹全体を類推するという意。「一斑全豹いっぱんぜんぴょう」ともいう。
どくがくころう【独学孤陋】
師も友ももたずにひとりで学問すると、見識がひとりよがりになってかたくなになるからよくないということ。
どくぜんしゅぎ【独善主義】
主観的な判断で、自分一人だけが間違いがなく最善であると考えること。
ひじちょうもく【飛耳長目】
物事の観察に鋭敏で、見聞が広く精通していること。観察力や情報の収集力があり、物事に通じていることの形容。▽「飛耳」は遠くのことを聞くことができる耳。「長目」は遠くまでよく見通す目。「長目飛耳ちょうもくひじ」ともいう。
やろうじだい【夜郎自大】
自分の力量を知らずに、いばっている者のたとえ。▽「夜郎」は中国漢の時代の西南の地にあった未開部族の国の名。「自大」は自らいばり、尊大な態度をとること。
ようかんきてん【用管窺天】
視野が狭く、見識がないこと。細い管を通して空をのぞくという意。
りょうとうのいのこ【遼東之豕】
狭い世界で育ち、他の世界を知らないため、自分だけすぐれていると思い込んで、得意になっていること。ひとりよがり。▽「遼東」は遼河(河の名)の東、中国遼寧省南部地方のこと。「豕」は豚の意。「豕」は「い」とも読む。