きくじゅんじょう【規矩準縄】
物事や行為の標準・基準になるもののこと。手本。きまり。▽「規」はコンパス。円を描くのに用いる。「矩」は方形を描くさしがね(直角に曲がったものさし)。定規。「準」は水平を測るための水盛みずもり。水準器。「縄」は直線を引くための墨縄すみなわ。転じて、物事の基準や法則をいう。
きんかぎょくじょう【金科玉条】
黄金や珠玉のように善美を尽くした法律や規則の意。転じて、人が絶対的なよりどころとして守るべき規則や法律のこと。現在では「金科玉条のごとく守る」などと用いて融通のきかないたとえとして用いられることもある。▽「金」「玉」は貴重なもの・大切なもののたとえ。「科」「条」は法律やきまりなどの条文の意。
こうきしゅくせい【綱紀粛正】
国の法律や規則を引き締めて、不正を厳しく取り締まること。転じて、一般に規則を厳しく適用して不正行為をなくすこと。
こうきはいし【綱紀廃弛】
国の法律や規則がきちんと守られないこと。また、社会の規律や秩序が乱れること。
こうじょうきく【鉤縄規矩】
物事や行為の標準・基準になるもののこと。物事の手本。きまり。▽「鉤」は先の曲がったかぎの意。ここでは曲線を描くための道具。半規または曲尺かねじゃくという説もあり、その形状は未詳。「縄」は直線を引くための墨縄すみなわのこと。「規」はコンパス・ぶんまわしのことで、円を描くのに用いる。「矩」は方形を描く差し金(直角に曲がった物差し)。