い‐かい〔ヰ‐〕【位階】 の意味

  1. 長く官職にあった者や特に功績のあった者などに与えられる栄典の一。元来は官人の序列で、推古天皇11年(603)の冠位十二階に始まり、大宝令とこれを改定した養老令の位階制が長く行われた。皇族の親王は一品 (いっぽん) から四品 (しほん) までの四階、諸王は正一位から従五位下まで一四階、臣下は正一位から少初位下 (しょうそいげ) まで三〇階とした。明治22年(1889)以後は一位から八位までの正・従合わせて一六階となり、第二次大戦以降は故人にのみ与えられるようになった。
  • い‐かい〔ヰ‐〕【位階】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・十五歳、業成り、勾当の位階を許され、久我管長より葛原の姓を賜う。

      太宰治「盲人独笑」

    • ・・・また、利禄をさりて身分の一段にいたりては、帝室より天下の学者を網羅してこれに位階勲章を賜わらば、それにて十分なるべし。

      福沢諭吉「学問の独立」

    • ・・・「職業、官吏、位階十八等官、年齢、本籍、現住、この通りかね。

      宮沢賢治「ポラーノの広場」