1. 心がねじ曲がって正しくないこと。また、その人。よこしま。不正。「正は—を制す」⇔

  1. 野球で、邪飛の略。ファウルフライ。「三—」

  1. 大きなヘビの総称。おろち。うわばみ。「鬼が住むか—が住むか」

  1. 《「蛇之助」の略》大酒飲み。酒豪

    1. 「どちらへ似ても—の子孫」〈浄・淀鯉〉

[接]《「では」の音変化》
  1. 前の事柄を受けて、あとの事柄が起こることを示す。それならば。じゃあ。「『私は行かない』『—、僕が行こう』」

  1. 前の事柄関係なく言葉を続けたり、話題を変えたりするときに用いる。それでは。じゃあ。「—、失礼します」

[補説]「では」よりはくだけた場面に使われる。
[助動][じゃろ(じゃら)|(じゃっ・で)|じゃ|じゃ(じゃる)|○|○]《連語である」の音変化形「であ」がさらに音変化したもの》体言、活用語の連体形、準体助詞「の」などに付く。
  1. 断定の意を表す。…である。…だ。

    1. 「もうちと早く来るとよかったのじゃが」〈横光・蠅〉

  1. (連体形の用法認定する意を表す。…であると認める。

    1. 「むむ、姉ぢゃ人、これは幸ひぢゃ」〈伎・壬生大念仏〉

  1. (疑問語を受け、下に「知らぬ」を伴って)不明の意を表す。…であるかどうか。

    1. 「どのあたりに有ることぢゃ知らぬ」〈虎寛狂・三本柱

  1. (多く疑問語「何と」を受けて)反語の意を表す。…であろうか、いや、そうではない。

    1. 「諸侍が何とその様なさもしい事をする物ぢゃ」〈虎寛狂・雁盗人〉

  1. (「てじゃ」「にじゃ」の形で)軽い敬意を表す。…(し)ておいでだ。→

    1. 「小春殿は二階に寝てぢゃ」〈浄・天の網島

[補説]室町後期以降の語。未然形「じゃら(じゃろ)」、連用形「じゃっ」、連体形「じゃる」の例は少ない。現代でも古風口調方言として、西日本を中心に「や」とも音変化して広く行われている。

連語

断定の助動詞「」の連用形に「」の付いた「では」の音変化》連語では」に同じ。「それ—約束が違う」
《格助詞「」に係助詞「」の付いた「では」の音変化》連語では」に同じ。「今—誰も覚えていない」
連語「ては」の転じた「では」の音変化》連語ては」に同じ。「そんなに飲ん—体に悪い」
[補説]「では」よりはくだけた場面に使われる。

出典:gooニュース

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