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じゅう‐たん【××毯/××緞】例文一覧 13件

  1. ・・・畳、絨毯、リノリウム、コオクカアペト……「台所用具。陶磁器類、硝子器類、金銀製器具……」 一冊の本に失望したたね子はもう一冊の本を検べ出した。「繃帯法。巻軸帯、繃帯巾、……「出産。生児の衣服、産室、産具……「収入及び支出・・・<芥川竜之介「たね子の憂鬱」青空文庫>
  2. ・・・もう些と、綺麗な窓掛、絨毯を飾っても遣りたいが、庭が狭いから、羽とともに散りこぼれる風情の花は沢山ない。かえって羽について来るか、嘴から落すか、植えない菫の紫が一本咲いたり、蓼が穂を紅らめる。 ところで、何のなかでも、親は甘いもの、仔は・・・<泉鏡花「二、三羽――十二、三羽」青空文庫>
  3. ・・・縁を広く、張出しを深く取った、古風で落着いただけに、十畳へ敷詰めた絨毯の模様も、谷へ落葉を積んだように見えて薄暗い。大きな床の間の三幅対も、濃い霧の中に、山が遥に、船もあり、朦朧として小さな仙人の影が映すばかりで、何の景色だか、これは燈が点・・・<泉鏡花「みさごの鮨」青空文庫>
  4. ・・・い、世界中の弱き女性の、私は苦悩の選手です、などすこし異様のことさえ口走り、それでも母の如きお慈悲の笑顔わすれず、きゅっと抓んだしんこ細工のような小さい鼻の尖端、涙からまって唐辛子のように真赤に燃え、絨毯のうえをのろのろ這って歩いて、先刻マ・・・<太宰治「創生記」青空文庫>
  5. ・・・そこで、婦人たちは、先より上手に絨毯を織るように、編物をするようになったばかりではない。生産が社会主義的にやられれば、勤労者に得だという事実を学んだのだ。 一九二六年に、ソヴェト同盟内の各民族の男女がどの割合で読書きを知っていたか。これ・・・<宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」青空文庫>
  6. ・・・ 厚い紅い色の絨毯が敷いてある。金塗の椅子やテーブルや鏡がそこの室内にはある。楕円形の大テーブルに、ソヴェト内地旅行案内のパンフレットや対外文化連絡協会の週刊雑誌などがきちんとならべてあった。 СССР地図を後にして一人のソヴェト的・・・<宮本百合子「スモーリヌイに翻る赤旗」青空文庫>
  7. ・・・赤っぽい、そう新しくない絨毯が敷いてある。隣室へ通じるドアの近くにゴーリキイが腰かけている。シャツも上衣も薄い柔かい鼠色で、それは深い横皺のある彼の額や、灰色がかって、勁さと同時に感受性の鋭さを示している瞳の表情、特徴のある髭などとよく調和・・・<宮本百合子「マクシム・ゴーリキイの伝記」青空文庫>
  8. ・・・赤っぽい、そう新しくない絨毯が敷いてある。その部屋の隣室へ通じるドアの近くにゴーリキイが腰かけている。シャツも上衣も薄い柔かい鼠色で、それは深い横皺のある彼の額や、灰色がかって、勁さと同時に感受性の鋭さを示している瞳の表情、特徴のある髭など・・・<宮本百合子「マクシム・ゴーリキイの発展の特質」青空文庫>
  9. ・・・ 橇にのっかって、別の、そこの廊下には絨毯を敷いてあるホテルへ行った。 黒田礼二がドイツから来ている。 コスモポリタンになっている黒田礼二はブルジョア・ヨーロッパの感情でクリスマスというものをハッキリ感情するらしい。 今夜ロ・・・<宮本百合子「モスクワの姿」青空文庫>
  10. ・・・足の下には敷かぬ絨毯を前景に拡げ、背後の蔦とともに綺麗に並んだトインビー・ホール居住人――数ヵ月の社会事業見習期間を終った「社会事業家」が監督を中央に記念撮影している。 樫の腰羽目をもった天井の高い室がある。トインビーの等身大肖像画が壁・・・<宮本百合子「ロンドン一九二九年」青空文庫>
  11. ・・・思いがけないおついしょうにびっくりして、手にもっていた小さいハンカチーフを絨毯の上へ落した。すると、お菓子のような将校は、いとも優雅にそのハンカチーフを拾って――どうぞ――とフランス語で云いながら渡してくれた。 いよいよメーデーの朝にな・・・<宮本百合子「ワルシャワのメーデー」青空文庫>
  12. ・・・そこへ日本から行っている学生が揃って、花見に行ったことがありましたよ。絨緞を織る工場の女工なんぞが通り掛かって、あの人達は木の下で何をしているのだろうと云って、驚いて見ていました。」 暑い夏も過ぎた。秀麿はお母あ様に、「ベルリンではこん・・・<森鴎外「かのように」青空文庫>
  13. ・・・こで廊下から西洋風の戸口を通って書斎へはいると、そこは板の間で、もとは西洋風の家具が置いてあったのかもしれぬが、漱石は椅子とか卓子とか書き物机とかのような西洋家具を置かず、中央よりやや西寄りのところに絨毯を敷いて、そこに小さい紫檀の机を据え・・・<和辻哲郎「漱石の人物」青空文庫>