しゅく‐しゃ【宿舎】 の意味

  1. 宿泊する建物。やど。「各国選手の宿舎」「国民宿舎」
  1. 公務員などに提供される住宅。「公務員宿舎」
  • 名詞
  • しゅく‐しゃ【宿舎】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 私は目下上京中で、銀座裏の宿舎でこの原稿を書きはじめる数時間前は、銀座のルパンという酒場で太宰治、坂口安吾の二人と酒を飲んでいた――というより、太宰治はビールを飲み、坂口安吾はウイスキーを飲み、私は今夜この原稿のために徹夜のカンヅメに・・・

      織田作之助「可能性の文学」

    • ・・・二人の話しぶりはきわめて卒直であるものの今宵初めてこの宿舎で出合って、何かの口緒から、二口三口襖越しの話があって、あまりのさびしさに六番の客から押しかけて来て、名刺の交換が済むや、酒を命じ、談話に実が入って来るや、いつしか丁寧な言葉とぞんざ・・・

      国木田独歩「忘れえぬ人々」

    • ・・・ 宿舎の入口には、特務曹長が、むつかしげな、ふくれ面をして立っていた。

      黒島伝治「前哨」