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じゅん‐すい【純粋】 の意味

  1. [名・形動]
  1. まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「純粋な(の)アルコール」「純粋な(の)秋田犬」
  1. 邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。また、そのさま。「少年の頃の純粋な気持ち」「純粋な愛」
  1. そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。また、そのさま。「学問に対する純粋な情熱」「純粋に真理を追い求める」
  1. 哲学で、外的、偶然的なものを含まず、それ自体の内的な普遍性・必然性をさす。
  1. 学問で、応用を考えず理論だけを追究する分野。純粋数学・純粋法学など。
  1. [派生]じゅんすいさ[名]

じゅん‐すい【純粋】の慣用句

  1. じゅんすいがいねん【純粋概念】
    • (ドイツ)reiner Begriff》カント哲学で、経験をまじえないアプリオリな概念。
  1. じゅんすいけいけん【純粋経験】
    • 哲学で、反省を含まず、主観・客観が区別される以前の直接に与えられた経験。W=ジェームズ西田幾多郎らの哲学にみられる。
  1. じゅんすいけいざいがく【純粋経済学】
    • 経済的社会制度などは与えられたものとして問わず、純粋に経済現象だけを抽出して研究しようとする近代経済学の一。ワルラスに始まる。
  1. じゅんすいし【純粋詩】
  1. じゅんすいばいよう【純粋培養】
    • [名](スル)
    • 細菌・カビなどを、他の種類を混在させない状態で、一種類だけ培養すること。
    • 子供を社会の悪い面から隔離して成育させること。「純粋培養されたお坊ちゃん」
    • (比喩的に)新卒で就職した企業・団体に定年まで勤め続けること。また、幼稚園や小学校から大学まで系列校に在学し、卒業後もその学校に定年まで勤めていること。
    • [補説]他の社会を知らず視野の狭いことを皮肉るのに使うこともある。
  1. じゅんすいぶっしつ【純粋物質】
  1. じゅんすいもちかぶがいしゃ【純粋持(ち)株会社】
    • グループ各社の株式を所有することにより、それらの会社の事業活動を支配することを主事業とする会社。利益は株式の配当による。平成9年(1997)の独占禁止法改正により解禁。→持株会社
  1. じゅんすいリスク【純粋リスク】
    • 損害や損失のみをもたらす危険のこと。保険業における火災・地震・気象災害など。静態的リスク。→投機的リスク
  1. じゅんすいりせい【純粋理性】
    • (ドイツ)reine Vernunftカント哲学で、最広義には、経験から独立した先天的認識能力および先天的意志能力。広義には、経験を可能ならしめる先天的認識能力。狭義には、概念・判断・推論の能力。最狭義には、推論の能力。→実践理性
  1. じゅんすいれい【純粋令】
  • じゅん‐すい【純粋】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・これは勿論一つには、彼の蒲柳の体質が一切の不摂生を許さなかったからもありましょうが、また一つには彼の性情が、どちらかと云うと唯物的な当時の風潮とは正反対に、人一倍純粋な理想的傾向を帯びていたので、自然と孤独に甘んじるような境涯に置かれてしま・・・

      芥川竜之介「開化の良人」

    • ・・・それは叔父さんの娘に対する、極めて純粋な恋愛だった。

      芥川竜之介「彼」

    •  思想と実生活とが融合した、そこから生ずる現象――その現象はいつでも人間生活の統一を最も純粋な形に持ち来たすものであるが――として最近に日本において、最も注意せらるべきものは、社会問題の、問題としてまた解決としての運動が、い・・・

      有島武郎「宣言一つ」