しょう‐きょ〔セウ‐〕【消去】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 消えてなくなること。また、消してなくすこと。「不安が消去する」「録画を消去する」
  1. 数学で、いくつかの未知数を含むいくつかの方程式から、未知数の数を減らすために、特定の未知数を他の未知数に置き換え、その未知数を含まない方程式を導くこと。

しょう‐きょ〔セウ‐〕【消去】の慣用句

  1. しょうきょほう【消去法】
    • 連立方程式の標準的な解法。いくつかの未知数を順に消去していき、最後に未知数1個を含む方程式を導いて解く方法。さかのぼって他の未知数の解も得る。
    • 複数の物事の中から何かを選び出す際に、条件に合わないものを除外していき、残ったものを採用する方法。
  • しょう‐きょ〔セウ‐〕【消去】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・また一つ忘れてならぬ事はこれらの微小な残余の項が多くはいわゆる偶然の方則に従って分布され、プラスとマイナスとが相消去するために結果が蓄積せぬ事である。

      寺田寅彦「方則について」

    • ・・・気味悪い狐の事は、下女はじめ一家中の空想から消去って、夜晩く行く人の足音に、消魂しく吠え出す飼犬の声もなく、木枯の風が庭の大樹をゆする響に、伝通院の鐘の音はかすれて遠く聞える。

      永井荷風「狐」

    • ・・・雪の夜の名残は消えやすい雪のきえると共に、痕もなく消去ってしまったのである。

      永井荷風「雪の日」