しょう‐てん【昇天】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 天高くのぼること。「旭日 (きょくじつ) 昇天の勢い」
  1. キリスト教で、イエス=キリストが復活後40日目に天にのぼったこと。転じて、人が死んでその魂が天にのぼること。「安らかに昇天する」

しょう‐てん【昇天】の慣用句

  1. しょうてんび【昇天日】
    • イエス=キリストの昇天を記念する日。復活日後40日目の木曜日。主の昇天。昇天祭。 夏》
  • しょう‐てん【昇天】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ある学者が眉の上に瘤が出来て、痒うてたまらなんだ事があるが、ある日一天俄に掻き曇って、雷雨車軸を流すがごとく降り注いだと見てあれば、たちまちその瘤がふっつと裂けて、中から一匹の黒竜が雲を捲いて一文字に昇天したと云う話もござる。

      芥川竜之介「竜」

    • ・・・声が一所で、同音に、もぐらもちが昇天しようと、水道の鉄管を躍り抜けそうな響きで、片側一条、夜が鳴って、哄と云う。

      泉鏡花「露肆」

    • ・・・それが月から射し下ろして来る光線を溯って、それはなんとも言えぬ気持で、昇天してゆくのです。

      梶井基次郎「Kの昇天」