出典:デジタル大辞泉(小学館)

[形動][文][ナリ]
  1. 数量・程度の少ないさま。ほんの少し。わずか。「―な蓄えはある」「―なりともお役に立ちたい」

  1. かりそめであるさま。ついちょっと。

    1. 「―に思ひて来しを多祜 (たこ) の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし」〈・四二〇一〉

  1. (多く「いささかに」の形で、打消しに呼応して用いる)少しも。

    1. 「―に知りたる人もなければ」〈今昔・二七・一五〉

[副]
  1. 少し。わずかばかり。「この問題は―難しい」「―所見を述べる」「気勢に押されて―たじろいだ」

  1. (あとに打消しの語を伴って)少しも。ちっとも。→いささかも

    1. 「―さりげもなく」〈・二五〉

出典:青空文庫