しょく‐しょう〔‐シヤウ〕【食傷】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 同じ食べ物が続いて食べ飽きること。「いくら好物でも、こう続いては食傷してしまう」
  1. 同じことに何度も接し、飽き飽きして嫌になること。「この種の議論には食傷している」
  1. 食あたりを起こすこと。
    • 「野猪 (ワイルドボウア) をくって―をしたと書いてあるじゃアないか」〈逍遥当世書生気質
  • 名詞
  • しょく‐しょう〔‐シヤウ〕【食傷】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・一年前までは唯一実在だの最高善だのと云う語に食傷していたのだから。

      芥川竜之介「青年と死」

    • ・・・法善寺――食傷横丁といわれていた法善寺横丁の焼跡にも、二鶴やその他の昔なつかしい料理店が復活した。

      織田作之助「大阪の憂鬱」

    • ・・・道頓堀からの食傷通路と、千日前からの落語席通路の角に当っているところに「めをとぜんざい」と書いた大提灯がぶら下っていて、その横のガラス箱の中に古びたお多福人形がにこにこしながら十燭光の裸の電灯の下でじっと坐っているのである。

      織田作之助「大阪発見」