• で始まる
  • で一致する
  • で終わる
  • を説明文に含む
  • を見出しに含む

しょ‐ぞく【所属】例文一覧 21件

  1. ・・・ しかし農民と、工場プロレタリアとは、その所属する階級がちがっている。そしてプロレタリア文学が「前衛の立場に立って物を覗、かつ描く」という根本的な方針が、既に、一年前に確立され、質的飛躍の第一歩がふみだされているとき、工場労働者とはちが・・・<黒島伝治「農民文学の問題」青空文庫>
  2. ・・・は、日露戦争に、満洲で脚気のために入院した兵卒が、病院の不潔、不衛生粗食に堪えかねて、少しよくなったのを機会に、病院を出て、自分の所属部隊のあとを追うて行く。重い脚を引きずって、銃や背嚢を持って終日歩き、ついに、兵站部の酒保の二階――たしか・・・<黒島伝治「反戦文学論」青空文庫>
  3. ・・・果してそうならば、私もいまから自分の所属を分明にして置く必要がある。母と子とに等分に属するなどは不可能な事である。今夜から私は、母を裏切って、この子の仲間になろう。たとい母から、いやな顔をされたってかまわない。こいを、しちゃったんだから。・・・<太宰治「メリイクリスマス」青空文庫>
  4. ・・・ 政府の所属で、各種科学の特殊な専門的題目の研究所として看板をかけた処では、比較的にいくらか自由である。しかし、例えば蚯蚓の研究所で鯨の研究をやりたいといったような場合には、ともかくも一応上長官の諒解を得るために、その研究の結果がその研・・・<寺田寅彦「学問の自由」青空文庫>
  5. ・・・維新前には藩の調練場であったのが、そのころは県庁の所属になったままで荒れ地になっていた。一面の砂地に雑草が所まだらにおい茂りところどころ昼顔が咲いていた。近辺の子供はここをいい遊び場所にして柵の破れから出入りしていたがとがめる者・・・<寺田寅彦「花物語」青空文庫>
  6. ・・・船の名はシビリアコフ号、これがソビエト政府の北氷洋学術研究所所属の科学者数名を載せて北氷洋をひと夏に乗り切ったものであるということが新聞で報ぜられた。それでもわれわれはまだかの有名なバラバラ事件の解決以上の興味を刺激されることもなくて実にの・・・<寺田寅彦「北氷洋の氷の割れる音」青空文庫>
  7. ・・・停車場及鉄道線路の敷地となった処には維新前には下寺と呼ばれた寛永寺所属の末院が堂舎を連ねていた。此処に停車場を建てて汽車の発着する処となしたのは上野公園の風趣を傷ける最大の原因であった。上野の停車場及倉庫の如きは其の創設の当初に於て水利の便・・・<永井荷風「上野」青空文庫>
  8. ・・・各隊ノ女子ハ個々七宝焼ノ徽章ヲ胸間ニ懸ケ以テ所属ノ隊ト番号トヲ明示ス。三隊ノ女子日ニ従テ迎客ノ部署ヲ変ズ。紅緑ノ二羣楼上ニ在ルノ日ハ紫隊ノ一羣ハ階下ニ留マルト云フガ如シ。楼上ニハ常ニ二隊ヲ置キ階下ニハ一隊ヲ留ムルヲ例トス。三隊互ニ循環シテ上・・・<永井荷風「申訳」青空文庫>
  9. ・・・諸君のうちの希望者は、けだしいつもの例により、そのノートをば拙者に示し、さらに数箇の試問を受けて、所属を決すべきである。」学生たちはわあと叫んで、みんなばたばたノートをとじました。それからそのまま帰ってしまうものが大部分でしたが、五六十人は・・・<宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」青空文庫>
  10. ・・・総数四六四名の代議士が、各自所属している政党を眺めても、これは一目瞭然であろう。自由党 一三六名  五名 計 一四一名進歩党  八七名  六名    九三名社会党  八四名  八名    九二名協同党  一四名  ナシ ・・・<宮本百合子「一票の教訓」青空文庫>
  11. ・・・ 一九二七年度の技術学校卒業生を、産別、出身、ロシア共産党所属率とわけて見るとこういう工合だ。 産別    労働者出身率 ロシア共産党及青年同盟への組織率工業  二四・六   二〇・七〃   七二・五   四〇・〇農・・・<宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」青空文庫>
  12. ・・・従って彼がなそうとする仕事の階級的意義の如何によって逆に彼の階級的所属も、またその属しかたの性質も変化してゆく。これは明かなことのようであってしかも忘られがちなことである。」現代社会には「ブルジョア・インテリゲンツィアもあり、また小ブルジョ・・・<宮本百合子「今日の文学の展望」青空文庫>
  13. ・・・モスクワのレーニン研究所所属レーニン博物館へ行ったものは、レーニンがウリヤーノフという本名で中学生だったころ、どんなに行状のよい優等生であったかを知るとともに、クレムリンに政府が引越して来てから、レーニンがどんな室に住んでいたかも、見ること・・・<宮本百合子「スモーリヌイに翻る赤旗」青空文庫>
  14. ・・・大きい労働者クラブには所属劇団がある。小さいクラブでも、ソヴェトのプロレタリアートはそこで、いろんな科学・政治研究会と合わせて劇研究会をもっている。  ソヴェトの生産拡張五ヵ年計画は、演劇にも重大な影響を及ぼした。 ――劇場も拡張し・・・<宮本百合子「ソヴェトの芝居」青空文庫>
  15. ・・・一人の方に、自分の所属団体の名と姓名を記入して貰う。次の小机で、作家たちは食券を買う。記入額は五留だ。だが、二留半払えばいい。半額なのだ。 若い元気のいい女が白い上っ被りをきて、白や赤の布で髪をつつんで、テキパキと給仕してくれる。どの皿・・・<宮本百合子「ソヴェト文壇の現状」青空文庫>
  16. ・・・ 吉田弁護人「七月十五日の会合には被告全部と組合員がいたとあるが、いかなる組合に所属するだれとだれか。」 勝田検事「さようなことは、いずれも述べる必要はない。」 吉田弁護人「必要があるからこそ聞いている。」 第二回公判は、こ・・・<宮本百合子「それに偽りがないならば」青空文庫>
  17. ・・・しかも、同時代のインテリゲンツィアの社会的所属という面から見ると、写生文派の人々は主として当時の中流或は上流のアカデミックな教養をもった人々があつまり、自然主義文学は早稲田の文科を中心として、地方の中農などの家庭出身の人々が多かった。そのこ・・・<宮本百合子「「土」と当時の写実文学」青空文庫>
  18. ・・・その相剋の間に、各々の個性が最も覆いもなく独特の調子、やりかたをもって発動し、それを大きく社会的に観れば自分の所属する階級の崩壊へ、或は前進への必然の道を遂行するのである。 ツルゲーネフは、恋愛を制約する社会性というものの力を洞察し得な・・・<宮本百合子「ツルゲーネフの生きかた」青空文庫>
  19. ・・・の表現さえ、「家」を守る武家の痛ましい封建的な経済事情によるものであることを鋭く描き出した。婦人は「家」に属し、その利害に応じて一生を費し、「家」のために貞操を強要された。「家」の所属品として、きずのないことを求められつづけた。しかも、封建・・・<宮本百合子「貞操について」青空文庫>
  20. ・・・しかし自分が新たに所属した階級に生れ育ち闘っている人々がその生活の中から与えられてもっている心持ちを、いきなりそのものとして持つことは殆んど絶対に不可能なことである。新しくプロレタリヤ作家にふみ出した私のような作家の場合には、このことが当然・・・<宮本百合子「問に答えて」青空文庫>
  21.  きょうは、うれしいニュースを、おつたえいたします。私たちの代表として、大町米子さんが立候補されることに決定しました。所属は共産党であります。皆さんよく御承知のとおり、大町米子さんは、親しみぶかく、なつかしい私どもの仲間です。私は大・・・<宮本百合子「婦人の皆さん」青空文庫>