白魚（しらうお）とは？意味・読み方・使い方

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しら‐うお〔‐うを〕【白魚】
の解説

サケ目シラウオ科の海水魚。内湾にすみ2〜4月に川を上って産卵する。全長約10センチ。体は細長く、頭部が扁平で胴から尾にかけて側扁し、腹面に2列の黒点が並ぶ。半透明で、死後は白色不透明になる。冬に美味。シロウオとは別種。女性の白く細い指にたとえていう。「—のような指」《季春》「雨に獲し—の嵩 (かさ) 哀れなり／秋桜子」

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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白魚の例文(10)

出典：青空文庫

･･･る世態では、篝火船の白魚より、舶来の塩鰯が幅をする。正月飾りに、･･･泉鏡花「燈明之巻」
･･･皿の縁に浮いて出る。白魚よし、小鯛よし、緋の毛氈に肖つかわしいの･･･泉鏡花「雛がたり」
･･･血の池で、白魚が湧いたように、お藻代さんの、顔だの、頬だのが。　･･･泉鏡花「古狢」

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