しん‐こく【深刻】 の意味

  1. [名・形動]
  1. 事態が容易ならないところまできていること。また、そのさま。「住宅問題が深刻になる」
  1. 容易ならない事態と受けとめて、深く思いわずらうこと。また、そのさま。「深刻に考え込む」「深刻な表情」
  1. 考え・表現などが深いところにまで達していて重々しいこと。また、そのさま。
    • 「悲壮な熱情と―な思想とは」〈藤村破戒
  1. 無慈悲で厳しいこと。むごいこと。また、そのさま。過酷。
  1. [派生]しんこくさ[名]
  • 名詞

しん‐こく【深刻】の慣用句

  1. しんこくか【深刻化】
    • [名](スル)深刻な状態になること。「両国間の経済摩擦が深刻化する」
  1. しんこくしょうせつ【深刻小説】
  • しん‐こく【深刻】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・が、その金切声の中に潜んでいる幾百万の悲惨な人間の声は、当時の自分たちの鼓膜を刺戟すべく、余りに深刻なものであった。

      芥川竜之介「毛利先生」

    •  三秒にして渠が手術は、ハヤその佳境に進みつつ、メス骨に達すと覚しきとき、「あ」と深刻なる声を絞りて、二十日以来寝返りさえもえせずと聞きたる、夫人は俄然器械のごとく、その半身を跳ね起き・・・

      泉鏡花「外科室」

    • ・・・そうと心づいた予は実に父の生前石塔をつくったというについて深刻に後悔した。

      伊藤左千夫「紅黄録」