しん‐ぱ【新派】 の意味

  1. 芸道・芸能などの、新しい流儀・流派。⇔旧派
  1. 新派劇」の略。

しん‐ぱ【新派】の慣用句

  1. しんぱげき【新派劇】
    • 日本演劇のジャンルの一。明治21年(1888)自由党の壮士角藤定憲(すどうさだのり)らが大阪で旗揚げしたのに始まり、川上音二郎を中心とする壮士芝居を経て発展し、現在に至る。当代の風俗・人情・世相に取材したものが多く、歌舞伎新劇との中間の位置を占める。「新派」の名称は、明治30年代に、ジャーナリズムが便宜的に歌舞伎を「旧派」、新しい演劇を「新派」と呼んだのに始まる。
  1. しんぱひげき【新派悲劇】
  • しん‐ぱ【新派】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・夫の外交官も新時代の法学士ですから、新派悲劇じみたわからずやじゃありません。

      芥川竜之介「或恋愛小説」

    • ・・・を読んだり、造花の百合を眺めたりしながら、新派悲劇の活動写真の月夜の場面よりもサンティマンタアルな、芸術的感激に耽るのである。

      芥川竜之介「葱」

    • ・・・こちの人は、京町の交番に新任のお巡査さん――もっとも、角海老とかのお職が命まで打込んで、上り藤の金紋のついた手車で、楽屋入をさせたという、新派の立女形、二枚目を兼ねた藤沢浅次郎に、よく肖ていたのだそうである。

      泉鏡花「開扉一妖帖」