じんべえ〔ジンベヱ〕【甚衛】 の意味

  1. 袖なし羽織。もと綿入れで冬季に用いた。現代では主に男子の夏の室内着。広袖で、丈はひざ下くらい、脇に馬乗りをあけ、前は付けひもで結ぶ。じんべい。じんべ。 夏》

じんべえ〔ジンベヱ〕【甚衛】の慣用句

  1. じんべえばおり【甚兵衛羽織】
    • 陣羽織に似て、木綿製で綿入れの袖無し羽織。下級武士・民間用。
  • じんべえ〔ジンベヱ〕【甚衛】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そのあとで、また蓄音機が一くさりすむと、貞水の講談「かちかち甚兵衛」がはじまった。

      芥川竜之介「水の三日」

    • ・・・ついでに甚兵衛のところへ寄って、このサントリイウイスキイがまだ残っていたら、もう一升ゆずってもらって来い。

      太宰治「春の枯葉」

    • 甚兵衛さんがこの前、月夜の晩私たちのお家の前に坐って一晩じょうるりをやりましたよ。

      宮沢賢治「雪渡り」