• で始まる
  • で一致する
  • で終わる
  • を説明文に含む
  • を見出しに含む

すう‐しき【数式】例文一覧 14件

  1. ・・・これは物理学的ないろいろな量の相互の関係を決定する数式であるが、それがそれらの量自身の間の関係を示すだけでなく、一つの量が少し変わったときに他の量がそれにつれて少し変わる、その変化の比率を示すところのいわゆる微分係数によって書き現わされた関・・・<寺田寅彦「科学と文学」青空文庫>
  2. ・・・もっと詳しく聞くと、すぐに数式を持ち出して説明する。そんならその引力はどうして起こるかと聞くと事がらはいっそうむつかしくなって結局到底満足な返答は得られない。実は学者にもわからないのである。 われわれが存在の光栄を有する二十世紀の前半は・・・<寺田寅彦「からすうりの花と蛾」青空文庫>
  3. ・・・もっと詳しく聞くと、すぐに数式を持ち出して説明する。そんならその引力はどうして起るかと聞くと事柄は一層六かしくなって結局到底満足な返答は得られない。実は学者にも分らないのである。 吾々が存在の光栄を有する二十世紀の前半は、事によると、あ・・・<寺田寅彦「烏瓜の花と蛾」青空文庫>
  4. ・・・ 数式で書き現わすと、この問題の分泌量Hがざっと H = H0 + A sin nt のような形で書き現わされその平均水準のH0がいつもKに近いという型の婦人であったように見えるのである。『徒然草』の「あやめふく頃」で思い出すのはベ・・・<寺田寅彦「五月の唯物観」青空文庫>
  5. ・・・その影響の量的数式的関係なども少し勉強すれば容易に見つかりそうに思われる。アマチュア昆虫生態学者にとっては好個のテーマになりはしないかという気がしたのであった。 とんぼがいかにして風の方向を知覚し、いかにしてそれに対して一定の姿勢をとる・・・<寺田寅彦「三斜晶系」青空文庫>
  6. ・・・といったような論文の材料にでもして故事付けの数式をこね廻しでもすると、あとでとんだ恥をかくところであった。実験室ばかりで仕事をしている学者達はめったに引っかかる危険のないようなこうした種類の係蹄が時々「天然」の研究者の行手に待伏せしているの・・・<寺田寅彦「静岡地震被害見学記」青空文庫>
  7. ・・・そう考えてみるとドイツ人の論文の中に、少なくもまれには、愚にもつかない空虚な考えをいかめしい数式で武装したようなのもある、そのわけが読めるような気がした。 しかしなんといっても、あらゆる言語のうちで、数学の言語のように、一度つかまえた糸・・・<寺田寅彦「数学と語学」青空文庫>
  8. ・・・それが数式にあるか、考えの運び方にあるか。これもほとんど問題にならないほど明らかであるように私は思う。数式は彼の考えを進めるものに使われた必要な道具であった。その道具を彼は遠慮なく昔の数学者や友人のところから借りて来た。これはまさに人の知る・・・<寺田寅彦「相対性原理側面観」青空文庫>
  9. ・・・に集中した要素をやや確かに把握し得らるるから、今度は逆の順序によってこの焦点から発散し拡散した要素の各時代における空間的分布を験する事ができる、その時に至ってはじめて、この編の初めに出した拡散に関する数式がやや具体的の意義を持って現われて来・・・<寺田寅彦「比較言語学における統計的研究法の可能性について」青空文庫>
  10. ・・・黒板へ書いている数式が間違ったりすると学生が靴底でしゃりしゃりと床をこするので教場内に不思議な雑音が湧き上がる。すると先生は「ア、違いましたか」と云って少しまごつく。学生の一人が何か云う。「御免なさい」と云ってそれを修正する。その先生の態度・・・<寺田寅彦「ベルリン大学(1909-1910)」青空文庫>
  11. ・・・しかしあるいはこれらの力の方則を表わすべき数式の第一項に対して第二項以下の小さい事に驚くと云わねばならぬ事になりはしまいか。少なくともそういう風に考える方が自然科学者の今日の立場としてむしろ妥当ではあるまいか。しかしこの疑問以上に立ち入る事・・・<寺田寅彦「方則について」青空文庫>
  12. ・・・あらゆる現象は出来るだけ簡単な数式や平滑な曲線によって代表されようとした。その同じ傾向は生物に関する科学の方面へも滲透して行った。そして「自然は簡単を愛す」と云ったような昔の形而上的な考えがまだ漠然とした形である種の科学者の頭の奥底のどこか・・・<寺田寅彦「厄年と etc.」青空文庫>
  13. ・・・本来快楽を目的とする音楽でさえもドイツ人の手にかかるとそれが高等数学の数式の行列のようなものになり、目を喜ばすべき映画でさえもこの国でできたものは見ていておのずから頭痛のして来るようなのがはなはだ多い。これに比べてフランスにはいくらかの俳諧・・・<寺田寅彦「連句雑俎」青空文庫>
  14. ・・・と云ったりしたが、氾濫しつつ彼の頭に襲いかかって来る数式の運動に停止を与えることが出来ないなら、栖方の頭も狂わざるを得ないであろうと梶は思った。 正確だから狂うのだ、という逆説は、彼にはたしかに通用する近代の見事な美しさをも語っている。・・・<横光利一「微笑」青空文庫>