[動サ五]すまし込む。気取る。「めかし込んで、—・す」「—・した歩き方」
[動サ五(四)]《「透かす」と同語源》(「腹を空かす」などの形で)空腹になる。「子供がおなかを—・して待つ」

[動サ五(四)]

  1. 物と物との間隔を少しあける。すきまをつくる。「板を—・して作った縁台

  1. こんでいるものを間引いてまばらにする。間隔を粗くする。「剪定 (せんてい) して枝を—・す」

  1. あけておく。時間をあける。「手を—・す」

  1. タイミングをはずして、肩すかしをくわせる。「でばなを—・される」

  1. 間から通るようにする。物を通して見えるようにする。「ガラスを—・して見る」

  1. 透けて見えるようにする。「模様を—・した紙」

  1. 音を立てないで屁 (へ) をする。「こっそり—・す」

  1. 減らす。

    1. 「京中の勢 (せい) をばさのみ—・すまじかりしものを」〈太平記・九〉

  1. 場をはずす。

    1. 「足もとの明かい時、はやう—・さう」〈虎明狂・痩松

  1. 10 油断する。

    1. 万事に一つも—・さぬ人の言へり」〈浮・織留・五〉

[可能]すかせる

[動サ五(四)]

  1. 機嫌をとって、こちらの言うことを聞き入れるようにさせる。「子供を—・して寝させる」「おどしたり—・したりして行かせる」

  1. 言いくるめてだます。「弟を—・しておやつを取り上げる」

  1. 相手をうまくその気にさせる。おだてる。

    1. 「仲人 (なかだち) のかく言 (こと) よくいみじきに、女はまして—・されたるにやあらむ」〈東屋

出典:青空文庫

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