すり‐き・る【擦(り)切る/摩り切る/×摺り切る】例文一覧 1件

  1. ・・・ 油気も無く擦切るばかりの夜嵐にばさついたが、艶のある薄手な丸髷がッくりと、焦茶色の絹のふらしてんの襟巻。房の切れた、男物らしいのを細く巻いたが、左の袖口を、ト乳の上へしょんぼりと捲き込んだ袂の下に、利休形の煙草入の、裏の緋塩瀬ばかりが・・・<泉鏡花「露肆」青空文庫>