ぜあみ【世阿弥/是阿弥】例文一覧 3件

  1. ・・・修辞法は器械の減摩油のような役目はするが、器械がなくては仕事はできないのである。世阿弥の能楽に関する著書など、いわゆる文章としてはずいぶん奇妙なものであるが、しかしまた実に天下一品の名文だと思うのである。 それで、考え方によっては科学と・・・<寺田寅彦「科学と文学」青空文庫>
  2. ・・・たとえば世阿弥の「花伝書」や「申楽談義」などを見てもずいぶんおもしろいいろいろのものが発見さるるようである。日本人でゲーテやシェークスピアの研究もおもしろいが、しかし、ドイツ人がゲーテを研究したように、芭蕉その他の哲人を研究しなければ、日本・・・<寺田寅彦「俳諧の本質的概論」青空文庫>
  3. ・・・心敬は猿楽の世阿弥を無双不思議とほめているが、我々から見ても無双不思議である。能楽が今でも日本文化の一つの代表的な産物として世界に提供し得られるものであるとすれば、その内の少なからぬ部分の創作者である世阿弥は、世界的な作家として認められなく・・・<和辻哲郎「埋もれた日本」青空文庫>