せいおうぼ〔セイワウボ〕【西王母】例文一覧 2件

  1. ・・・ 斉広がいつものように、殿中の一間で煙草をくゆらせていると、西王母を描いた金襖が、静に開いて、黒手の黄八丈に、黒の紋附の羽織を着た坊主が一人、恭しく、彼の前へ這って出た。顔を上げずにいるので、誰だかまだわからない。――斉広は、何か用が出・・・<芥川竜之介「煙管」青空文庫>
  2. ・・・ 二人がこの岩の上に来ると、鉄冠子は杜子春を絶壁の下に坐らせて、「おれはこれから天上へ行って、西王母に御眼にかかって来るから、お前はその間ここに坐って、おれの帰るのを待っているが好い。多分おれがいなくなると、いろいろな魔性が現れて、・・・<芥川竜之介「杜子春」青空文庫>