せい‐ざ【静座/静×坐】例文一覧 3件

  1. ・・・その間に横井は、彼が十年来続けてるという彼独特の静座法の実験をして見せたりした。横井は椅子に腰かけたまゝでその姿勢を執って、眼をつぶると、半分とも経たないうちに彼の上半身が奇怪な形に動き出し、額にはどろ/\汗が流れ出す。横井はそれを「精神統・・・<葛西善蔵「子をつれて」青空文庫>
  2. ・・・ 七日、静坐読書。 八日、おなじく。 九日、市中を散歩して此地には居るまじきはずの男に行き逢いたり。何とて父母を捨て流浪せりやと問えば、情婦のためなりと答う。帰後独坐感慨これを久うす。 十日、東京に帰らんと欲すること急なり。・・・<幸田露伴「突貫紀行」青空文庫>
  3. ・・・ モーンフル、メモリーとでも呼びたい様な、重い沈んだ気持で、陰の多い部屋に静座して居るのも、顔の熱くなる様な興奮に身をまかせて、自分の眼に写るすべての物を、美くしく、快活に明らかに見るのも共によいものである。 S子の様に、とりとめの・・・<宮本百合子「曇天」青空文庫>