せい‐たい【生態】 の意味

  1. 生物が自然界に生活しているありさま。「アリの生態」
  1. 人間の、社会生活におけるありのままの姿。「サラリーマンの生態」

せい‐たい【生態】の慣用句

  1. せいたいがく【生態学】
    • 生物と環境との関係、個体間の相互関係、エネルギー循環など、生物の生活に関する科学。動物生態学・植物生態学や個体群生態学・群集生態学などに分かれる。エコロジー。
  1. せいたいけい【生態系】
    • ある地域に生息するすべての生物群集と、それを取り巻く環境とを包括した全体。エコシステム。
    • [補説]生態系では生産者消費者分解者による物質循環がみられる。例えば、植物は無機物から有機物を生産、植物を食べる動物は有機物を消費して活動し、動物の排泄物および死骸は菌類が分解して無機物へと還元する。通常はこのバランスが保たれているが、気候変動や人為的影響により崩れることがある。
  1. せいたいけい【生態型】
    • 同種の生物で、生息環境に適応し、異なる形質が遺伝的に固定されてできた型。
  1. せいたいけいサービス【生態系サービス】
    • 人類が生態系から得ている利益。淡水・食料・燃料などの供給サービス、気候・大気成分・生物数などの調整サービス、精神的充足やレクリエーション機会の提供などの文化的サービス、酸素の生成・土壌形成・栄養や水の循環などの基盤サービスがある。生態系サービスは生物多様性によって支えられている。
  1. せいたいけいとせいぶつたようせいのけいざいがく【生態系と生物多様性の経済学】
  1. せいたいてきちい【生態的地位】
  • せい‐たい【生態】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・アマチュア昆虫生態学者にとっては好個のテーマになりはしないかという気がしたのであった。

      寺田寅彦「三斜晶系」

    • ・・・ 性の解放がジャーナリズムの上に誇張されているのに、現実の恋愛もたのしい結婚生活の可能もむずかしいために、街の女の生態は、かたぎの若い男や女の性感情にさえ動揺的な刺戟となっている。

      宮本百合子「偽りのない文化を」

    • ・・・小説の中では児玉榕子という名をもって存在している一人の女性の人生態度についての架空会見記を偶然よんだ。

      宮本百合子「傷だらけの足」