せい‐らん【晴嵐】例文一覧 1件

  1. ・・・並木の影涼しきところ木の根に腰かけて憩えば晴嵐梢を鳴らして衣に入る。枯枝を拾いて砂に嗚呼忠臣など落書すれば行き来の人吾等を見る。半時間ほども両人無言にて美人も通りそうにもなし。ようよう立上がりて下流へ行く。河とは名ばかりの黄色き砂に水の気な・・・<寺田寅彦「東上記」青空文庫>