せき‐ちく【石竹】例文一覧 2件

  1. ・・・ 歩いて須磨へ行く途中、男がざるに石竹を入れて往来を来るのに出遇った。見たことのないような、小さな、淡紅い可愛らしい花が咲いていた。また、活動写真にある背景はこのあたりを写したのであろうと思われるような松並木のある街道を通った。 私・・・<小川未明「舞子より須磨へ」青空文庫>
  2. ・・・このめぐりの野は年毎に一たび焚きて、木の繁るを防ぎ、家畜飼う料に草を作る処なれば、女郎花、桔梗、石竹などさき乱れたり。折りてかえりて筒にさしぬ。午後泉に入りて蟹など捕えて遊ぶ。崖を下りて渓川の流に近づかんとしたれど、路あまりに嶮しければ止み・・・<森鴎外「みちの記」青空文庫>