せけん‐し【世間師】例文一覧 2件

  1. ・・・お前にしてからが、俺のような一生世間師で果てようてえ者に緊ついてくより、元の亭主の――ああいう辛抱人へ還った方が末始終のためだぜ。お前さえ還る気になりゃ、あの人あいつ何時でもひき取ってくれらあ、それだけは俺が受合う。悪いことは言わねえから、・・・<小栗風葉「世間師」青空文庫>
  2. ・・・然も一種の世間師だから期限付のファッシストを宣言したところ思わず人を哄笑させる。          二 直木三十五の宣言を読んだ時、自分は一つの昔噺を想い出した。 ある恐ろしい山道で一人の百姓が天狗に出遭った。天狗は既に・・・<宮本百合子「ブルジョア作家のファッショ化に就て」青空文庫>