せち【切】 の意味

  1. [形動ナリ]
  1. 深く心に感じるさま。痛切だ。
    • 「物の興―なるほどに、御前に皆御琴ども参れり」〈・藤裏葉〉
  1. 非常に大切だ。重大だ。
    • 「忍びてものし給へ。―なること聞えむ」〈宇津保・国譲下〉
  1. 心をこめてするさま。熱心だ。
    • 「商人の一銭を惜しむ心―なり」〈徒然・一〇八〉
  1. (「せちに」の形で副詞的に用いて)心に深く思いこむさま。ひたすら。極力。いちずに。どうしても。
    • 「女、家を見せじと思ひて―に怨じけり」〈平中・二五〉