せっ‐しゃ【拙者】 の意味

  1. [代]一人称の人代名詞。武士が多く用い、本来は自分をへりくだっていう語であるが、尊大な態度で用いることもある。
  • せっ‐しゃ【拙者】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そこで彼は甚太夫を呼んで、「ああ云う見苦しい負を取られては、拙者の眼がね違いばかりではすまされぬ。

      芥川竜之介「或敵打の話」

    • ・・・お通に申残し参らせ候、御身と近藤重隆殿とは許婚に有之候然るに御身は殊の外彼の人を忌嫌い候様子、拙者の眼に相見え候えば、女ながらも其由のいい聞け難くて、臨終の際まで黙し候さ候えども、一旦親戚の儀を約束いたし候えば、義理堅かりし・・・

      泉鏡花「琵琶伝」

    • 拙者、足軽ではござれども、(真面目松本の藩士、士族でえす。

      泉鏡花「錦染滝白糸」