せ‐ぶみ【瀬踏み】例文一覧 2件

  1. ・・・踏み堅められない深みに落ちないように仁右衛門は先きに立って瀬踏みをしながら歩いた。大きな荷を背負った二人の姿はまろびがちに少しずつ動いて行った。共同墓地の下を通る時、妻は手を合せてそっちを拝みながら歩いた――わざとらしいほど高い声を挙げて泣・・・<有島武郎「カインの末裔」青空文庫>
  2. ・・・ これに連関してまた、五位鷺や雁などが飛びながらおりおり鳴くのも、単に友を呼びかわしまた互いに警告し合うばかりでなくあるいはその反響によって地上の高さを瀬踏みするためにいくぶんか役立つのではないかと思われるし、またとんびが滑翔しながら例・・・<寺田寅彦「疑問と空想」青空文庫>