せん‐くん【先君】 の意味

  1. 先代の主君。
  1. 死亡した父親や祖先を敬っていう語。先考。
  • 名詞
  • せん‐くん【先君】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 追腹を切って阿部彌一右衛門は死んでしまったが、そうやって死んでも阿部一族への家中の侮蔑は深まるばかりで、その重圧に鬱屈した当主の権兵衛が先代の一周忌の焼香の席で、髻を我から押し切って、先君の位牌に供え、武士を捨てようとの決心を示した。

      宮本百合子「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」