せんしん‐ばんく【千辛万苦】 の意味

  1. [名](スル)つらいことや苦しいことをいろいろ経験すること。また、その苦しみ。「千辛万苦して成功を得る」
  • せんしん‐ばんく【千辛万苦】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・その他などに現れた先生の芸術云々――モグラモチのように真暗な地の底を掘りながら千辛万苦して生きて行かねばならぬ罪人の生活、牢獄の生活から私が今解放されて満足を与えられつつあるのは云々――私に生きて行かねばならぬ私であることを訓えてくださった・・・

      葛西善蔵「死児を産む」

    • ・・・ むかしの学問は学問が目的にして、ただその難きを悦び、千辛万苦すなわち千快万楽にして余念なかりしものなれども、今の学問は目的にあらずして生計を求むるの方便なり。

      福沢諭吉「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」

    • ・・・ 左れば自国の衰頽に際し、敵に対して固より勝算なき場合にても、千辛万苦、力のあらん限りを尽し、いよいよ勝敗の極に至りて始めて和を講ずるか、もしくは死を決するは立国の公道にして、国民が国に報ずるの義務と称すべきものなり。

      福沢諭吉「瘠我慢の説」