ぜん‐せん【善戦】例文一覧 6件

  1. ・・・しかしポーランド人民は、ウクライナの農民が善戦したとおりに雄々しくたたかって、ナチスをうち破った。単に自分たちの土地の上からナチスを追いはらったばかりでなく、世界の歴史から、暴虐なナチズムの精神を追いはらったのである。ポーランド人民解放委員・・・<宮本百合子「キュリー夫人」青空文庫>
  2. ・・・新聞は毎日毎日、勇壮無比な形容詞をくりかえして、前線の将士の善戦をつたえているが、現代の読者が、ああいう大ざっぱで昔風の芝居がかりな勇気というもののいいあらわしかたや、献身というものの表現を、不満なくうけとって、心持にそぐわない何ものをも感・・・<宮本百合子「祭日ならざる日々」青空文庫>
  3. ・・・そこには全ソヴェトの善戦の誇りがあるだろう。真の勝利とは、どういうものであるかということを鳴りひびかせている数行があるだろう。 私たちは一日も早くその本を手にとって、一つ一つの文字は充分によめないとしても、ここに疑いもなく、人間の理性の・・・<宮本百合子「新世界の富」青空文庫>
  4. ・・・重吉はかえって来てから、自分が感じている善戦し責任を果した満足と歓喜とを、彼におとらない程度まで実感し、慶賀にみたされているいくつかの心があることを日ごとに発見しつつある。それは妻であるひろ子ばかりのことではなかった。歴史の野蛮な留金がはず・・・<宮本百合子「風知草」青空文庫>
  5. ・・・不幸とか幸福とか云う云いかたに従って現代を見れば、世界のありようとして、私たち誰もの生活に波瀾は避けがたく、もし現代の若い女性がスポーツの精神を理解すると云うならば、人生におけるフェア・プレイの美と、善戦とはいかなるものかという、それら交々・・・<宮本百合子「フェア・プレイの悲喜」青空文庫>
  6. ・・・あるとき、心ならずものわかりよさに敗けたとして、私たちはやはり明瞭に自分をごまかさずその敗北を認め、その中での努力をおしまず、善戦をつづけている人々への喝采と励しとその功績を評価するにやぶさかでない精神をもたなければならない。 今日、も・・・<宮本百合子「ものわかりよさ」青空文庫>