ぜん‐ぶん【前文】例文一覧 3件

  1. ・・・故に前文を其まゝにして之を夫の方に差向け、万事妻を先にして自分を後にし、己れに手柄あるも之に誇らず、失策して妻に咎めらるゝとも之を争わず、速に過を改めて一身を慎しみ、或は妻に侮られても憤怒せずして唯恐縮謹慎す可し云々と、双方に向て同一様の教・・・<福沢諭吉「女大学評論」青空文庫>
  2.  憲法が改正された。すべての日本人は、男女、身分の差別なく法律の前には平等であるという立て前による憲法が出来た。民主憲法といわれる根拠は、その前文に、主権は人民に在る、といわれていることである。すべての人民は働く権利をもって・・・<宮本百合子「メーデーぎらい」青空文庫>
  3. ・・・推量なされ候事も可有之候えども、借財等は一切無き某、厘毛たりとも他人に迷惑相掛け申さず、床の間の脇、押入の中の手箱には、些少ながら金子貯えおき候えば、荼だびの費用に御当て下されたく、これまた頼入り候。前文隈本の方へは、某頭を剃りこくりおり候・・・<森鴎外「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」青空文庫>