ぞう‐ご〔ザウ‐〕【造語】例文一覧 3件

  1. ・・・二葉亭も一つの文章論としては随分思切った放胆な議論をしていたが、率ざ自分が筆を執る段となると仮名遣いから手爾於波、漢字の正訛、熟語の撰択、若い文人が好い加減に創作した出鱈目の造語の詮索から句読の末までを一々精究して際限なく気にしていた。・・・<内田魯庵「二葉亭余談」青空文庫>
  2. ・・・しかれども百年後の今日に至りこの語を襲用するもの続々として出でんか、蕪村の造語はついに字彙中の一隅を占むるの時あらんも測りがたし。英雄の事業時にかくのごときものあり。 蕪村は古文法など知らざりけん、よし知りたりともそれにかかわらざりけん・・・<正岡子規「俳人蕪村」青空文庫>
  3. ・・・Nihiliste の方は、犬塚君はいろんな文学雑誌なんぞを好く見ておられるから御承知でしょうが、Turgenjew の父等と子等という小説に書いてある造語ですね。あれの出たのは五十年程前でした。」「それでは無政府主義の方が先きじゃない・・・<森鴎外「食堂」青空文庫>