そう‐ぜん〔サウ‐〕【×愴然】 の意味

  1. [ト・タル][文][形動タリ]悲しみに心をいためるさま。
    • 「艦上に黙して立つ人をして、―として涙あらしむ」〈独歩・愛弟通信〉
  • そう‐ぜん〔サウ‐〕【×愴然】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・しかし当時も病気だった僕には少からず愴然の感を与えた。

      芥川竜之介「島木赤彦氏」

    • ・・・久しく見ざれば停車場より我が家までの間の景色さえ変りて、愴然たる感いと深く、父上母上の我が思いなしにやいたく老いたまいたる、祖母上のこの四五日前より中風とやらに罹りたまえりとて、身動きも得したまわず病蓐の上に苦しみいたまえるには、いよいよ心・・・

      幸田露伴「突貫紀行」