いちょう‐がえし〔イチヤウがへし〕【銀杏返し】 の意味

  1. 女性の髪形の一。鬢 (びん) ・髱 (たぼ) ・前髪を束ねた髪を左右二つに分けて、低い髷 (まげ) を作ったもの。江戸末期から流行し、明治・大正ごろが最盛期であった。
  • いちょう‐がえし〔イチヤウがへし〕【銀杏返し】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 髪は勿論銀杏返し、なりは薄青い縞のセルに、何か更紗の帯だったかと思う、とにかく花柳小説の挿絵のような、楚々たる女が立っているんだ。

      芥川竜之介「一夕話」

    • ・・・ そこへ松が台所から、銀杏返しのほつれた顔を出した。

      芥川竜之介「お律と子等と」

    • ・・・洋服を着た菊五郎と銀杏返しの半四郎とが、火入りの月の下で愁嘆場を出している所です。

      芥川竜之介「開化の良人」