ぞく‐えん【俗縁】例文一覧 2件

  1. ・・・この寺の先々住の日照というが椿岳の岳母榎本氏の出であったので、俗縁の関係上、明治十七、八年ごろ本堂が落成した時、椿岳は頼まれて本堂の格天井の画を描いた。 椿岳はこの依頼を受けると殆んど毎日東京の諸寺を駈巡って格天井の蟠龍を見て歩いた。い・・・<内田魯庵「淡島椿岳」青空文庫>
  2. ・・・安国寺さんは小倉の寺を人に譲ったが、九州鉄道の豊州線の或る小さい駅に俗縁の家がある。それを見舞いに往くと云うことであった。 安国寺さんの立った跡で、私の内のものが近所の噂を聞いて来た。それは坊さんはF君の使に四国へ往ったので、九州へはそ・・・<森鴎外「二人の友」青空文庫>