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そく‐はつ【束髪】 の意味

  1. 髪をたばねて結うこと。また、その髪。
  1. 明治以降、女性の間に流行した西洋風の髪形。水油を使い、軽便で衛生的なため広まり、揚げ巻きイギリス巻きマーガレット花月巻き夜会巻きS巻き二百三高地耳隠しなど種々のものが生まれた。
  • そく‐はつ【束髪】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・その肖像画は彼が例のナポレオン一世の代りに、書斎の壁へ懸けて置きましたから、私も後に見ましたが、何でも束髪に結った勝美婦人が毛金の繍のある黒の模様で、薔薇の花束を手にしながら、姿見の前に立っている所を、横顔に描いたものでした。

      芥川竜之介「開化の良人」

    • ・・・殊に紅唐紙の聯を貼った、埃臭い白壁の上に、束髪に結った芸者の写真が、ちゃんと鋲で止めてあるのは、滑稽でもあれば悲惨でもあった。

      芥川竜之介「将軍」

    • ・・・ が、鬼神の瞳に引寄せられて、社の境内なる足許に、切立の石段は、疾くその舷に昇る梯子かとばかり、遠近の法規が乱れて、赤沼の三郎が、角の室という八畳の縁近に、鬢の房りした束髪と、薄手な年増の円髷と、男の貸広袖を着た棒縞さえ、靄を分けて、は・・・

      泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」