いっ‐き【一基】 の意味

  1. 墓石・灯籠などのように、据えつけたり立てたりするものの一つ。
  • 名詞
  • いっ‐き【一基】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・入口の石の鳥居の左に、とりわけ暗く聳えた杉の下に、形はつい通りでありますが、雪難之碑と刻んだ、一基の石碑が見えました。

      泉鏡花「雪霊記事」

    • ・・・ と一基の石塔の前に立並んだ、双方、膝の隠れるほど草深い。

      泉鏡花「燈明之巻」

    • ・・・ いま辻町は、蒼然として苔蒸した一基の石碑を片手で抱いて――いや、抱くなどというのは憚かろう――霜より冷くっても、千五百石の女じょうろうの、石の躯ともいうべきものに手を添えているのである。

      泉鏡花「縷紅新草」