ぞっ‐と の意味

  1. [副](スル)寒さや恐怖などのために、また、強い感動を受けて、からだが震え上がるさま。「ぞっと寒気をおぼえる」「今地震が来たらと思うとぞっとする」「ぞっとするほど美しい顔立ち」

ぞっ‐との慣用句

  1. ぞっとしない
    • おもしろくない。あまり感心しない。「引出物にするには―◦ない品だ」
    • [補説]文化庁が発表した平成18年度「国語に関する世論調査」では、「今の映画は、余りぞっとしないものだった」を、本来の意味とされる「おもしろくない」で使う人が31.3パーセント、本来の意味ではない「恐ろしくない」で使う人が54.1パーセントと、逆転した結果が出ている。
  • ぞっ‐との例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 浅草はあんまりぞっとしないが、親愛なる旧友のいう事だから、僕も素直に賛成してさ。

      芥川竜之介「一夕話」

    • ・・・僕はさすがにぞっとしたね。

      芥川竜之介「妖婆」

    • ・・・ 一番鶏であろう……鶏の声が聞こえて、ぞっとした。

      泉鏡花「開扉一妖帖」