そん‐ぷ【尊父】例文一覧 2件

  1. ・・・謹啓、よもの景色云々と書きだして、御尊父様には御変りもこれなく候や、と虚心にお伺い申しあげ、それからすぐ用事を書くのであった。はじめお世辞たらたら書き認めて、さて、金を送って下されと言いだすのは下手なのであった。はじめのたらたらのお世辞がそ・・・<太宰治「ロマネスク」青空文庫>
  2. ・・・御帰りで御ざいますそうな」と御八重が来る。これはちと話の順序がちがっているようだ。料理人篠村宇三郎、かご入りの青海苔を持って来て、「これは今年始めて取れましたので差上げます。御尊父様へよろしく」と改まったる御挨拶で。そのうち汽船の碇を下ろす・・・<寺田寅彦「高知がえり」青空文庫>