たい‐かく【台閣】例文一覧 2件

  1. ・・・ 沼南の五十年の政治家生活が終に台閣の椅子を酬いられなかったのは沼南の志が世俗の権勢でなかったからばかりではない。アレだけの長い閲歴と、相当の識見を擁しながら次第に政友と離れて孤立し、頼みになる腹心も門下生もなく、末路寂寞として僅に廓清・・・<内田魯庵「三十年前の島田沼南」青空文庫>
  2. ・・・尤も今ほど一般的ではなかったが、上台閣の諸公から先きへ立って浮れたのだから上流社会は忽ち風靡された。当時の欧化熱の急先鋒たる公伊藤、侯井上はその頃マダ壮齢の男盛りだったから、啻だ国家のための政策ばかりでもなくて、男女の因襲の垣を撤した欧俗社・・・<内田魯庵「四十年前」青空文庫>