《代名詞「いつ」に、強めの副助詞「し」、疑問の係助詞「か」の付いたものから》

[副]
  1. いつのまにか。早くも。「—今年も暮れてしまった」

  1. 過去未来の不定の時を表す。どの時かに。

    1. 「よし小説を読まざるとも—其 (その) 念起りつべし」〈逍遥小説神髄

  1. 早くその時が来るようにと、事の実現を待ち望むさま。いつか早く。

    1. 「—御崎といふ所わたらむとのみなむ思ふ」〈土佐

  1. (あとに打消しの語を伴って用いる)いつになっても。

    1. 「—話になるためしはござりませぬよって」〈咄・臍の宿替・一〇〉

[形動ナリ]時期が、いかにも早すぎるさま。
    1. 今度譲位—なり」〈平家・四〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。